
「絶対評価と相対評価 絶対評価 は学習目標に照らして習得した度合いを評価。「ゆとり教育」と呼ばれる現行学習指導要領実施に伴い、平成14年度以降、全国の小中学校で導入された。子供の努力が報われやすいが主観が入りがち。一方、相対評価では「5」「1」は7%、「4」「2」は24%、「3」は38%につけられた。客観性は高いが母集団のレベルが異なると単純比較できない。」・・・6日付け産経新聞トップ記事sankei.jp.msn.com/life/education/080506/edc0805060121000-n1.htm
一般に生徒が学校から持ち帰る評価は「絶対評価」の通信簿(通知票)である。しかし進路指導や高等学校、各教育委員会等に送られるのは「内申評価(内申書)」と評価には二種類ある。
当然同じ評価にならなければおかしいのだが実態はまったく違う。よってトラブルとなり不信感ともなり、不正も多発する。
生徒が学校から持ち帰る評価は絶対評価の通信簿(通知票)は新聞記事の通りである教科担任は人数の規制なく、お手盛り評価となる。全員5の評価でもいいのである。
しかしそんな事をやっていると進路指導時には困ったこととなる。各高等学校や教育委員会は公平性から「絶対評価」について、文科省の調査(平成15年)によると、7割以上の中学教員が「入試にそぐわなくなった」「教員の評価活動が複雑になり余裕がなくなった」と感じている。大阪府は高校入試に使う調査書で絶対評価を続けている。「一定の基準に達すれば合格する検定試験とは違い、定員が限られる高校入試は制度自体が相対評価だ。(絶対評価は)成績が全般的に上昇するので上位層は調査書で差がつかない」(府教委高等学校課)という。」・・・産経新聞より
「相対評価」は生徒の高校受験の振り落としに必要不可欠という。俗に言う「内申点」である。
そのため各教科担任は通信簿(通知票)とは別に成績を付ける。それは各段階(大阪府は10段階)の各教科の評価値(9教科)とすべての成績の総評(大阪府は10段階)とがある。
そのため生徒が持ち帰り保護者も見ていた通信簿(通知票)と進路の懇談会で担任よりそれとなく示される評価には大きな差があるのである。生徒や保護者、塾は当然通信簿(通知票)を基本に進路先を考えていた・・・しかし担任から聞かされる成績はかなり低い。不信感となる。
ここに二重帳簿が存在している。
この裏側では様々な考えられない駆け引きや問題、不正が多発している。大半の生徒や保護者は知る余地はない。
① まず教科担任の権限で決まるべき「内申点」が決まらないケースも多々ある。新任や若い教員は年配の教員の指示にて生徒の「内申点」の入れ替えは平気に行われている。
② 私立の高校は入試日前の段階でほぼ合否が決まっている。俗に言う「事前相談」今は名前が悪いと「進路相談」と言っているが同じである。○は合格、△は%で確立を示す、×は不合格である。大半の私立校は確約である。なおよく言われる「所見」は合否には何も関係しない。ここではかなり捏造された「内申点」や実力、期末等のテストの素点が判断の材料となるが、公立高校のように一覧表で人数を確定させていないため「内申点」も「テストの素点」も平気で改ざんされ、時には高校側の渉外担当者(天下り元中学校長が大半)から書き直しを指示することも珍しくない。
③ 更に問題なのは公立高校では教育委員会が徹底管理しているため、各評価人数の一覧表の提出が義務付けられている。そのため一人の不正もできなくなっているが、裏道がある私立の高校入試後に合格した生徒との「内申点」の入れ替えが行われる。私立校に合格しているためその生徒の高い「内申点」は不要と言う考えからである。
やっと開示要求は可能になったものの口頭での開示だけに不信感は払拭できるはずがない。これを「政治的配慮」と教師は言う。
④ そしてその極めつけは行政が介入する本当の政治的不正であるこれには管理職も誰も何も言えない。ただこんなかたちで合格した生徒が可哀想である。別室から600万円とも900万円とも聞こえてくる。
「森上教育研究所の森上展安所長は「学校の評定が『5』でも、塾のテストの偏差値は30台から60台まで割れる。通知表が信頼できない以上、各自治体は到達度テストを導入すべきではないか」と提案する。」・・・産経新聞より
二重帳簿はやめましょう。不正と不信感の元。
by 高校教師
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